種差海岸(たねさしかいがん)

市街地から約30分
海の青と芝生の緑が美しい異国のような絶景

青森県八戸市の南東に広がる太平洋の海岸線<種差海岸>は、三陸復興国立公園の北端に位置し、エリア内にある蕪島はみちのく潮風トレイルのトレイルヘッド・エンドポイントとなっています。

数万羽のウミネコの群れ、約650種の四季折々の花々、荒々しい岩肌が露出する磯浜、2.3kmに渡る穏やかで美しい鳴砂の浜、海の水際まで広がる天然芝生地など異国情緒を感じさせ、ロケーションを楽しむことができる八戸市を代表する景勝地です。

また、トレッキングをはじめバーベキューやキャンプ、サイクリング、SUP、ヨガ体験など、自然の中でのアクティビティ体験を楽しめるほか、種差海岸ならではのグルメスポットも沢山あります。

夕暮れの種差天然芝生地
月夜の種差天然芝生地
【INDEX】
種差海岸とは
種差海岸の魅力
種差海岸を楽しもう
種差海岸までのアクセス

種差海岸について

種差海岸は10km以上にわたり多彩な景観が広がる海岸線で、大きく4つのエリアに分かれます。

蕪島エリア

三陸復興国立公園やみちのく潮風トレイルの北の玄関口となる蕪島から南へ約2.5kmの岩肌の美しい海岸線が広がるエリアです。

蕪島エリアの観光スポット

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葦毛崎・大須賀海岸エリア

大須賀海岸

太平洋を一望できるビュースポット葦毛崎展望台を始点に、四季折々の花々を楽しめる遊歩道からなだらかな砂浜へと変化するエリアです。

葦毛崎・大須賀海岸エリアの観光スポット

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種差天然芝生地エリア

松並木の遊歩道、淀の松原を抜け、なだらかな起伏の草地が水際まで広がる光景が異国情緒を漂わせる種差天然芝生地へ続くエリアです。

種差天然芝生地エリアの観光スポット

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大久喜エリア

景勝地と共生する3つ漁港を有する港町の風景が広がるエリア。種差海岸で最も高い展望台<高岩展望台>は穴場スポットです。

大久喜エリアの観光スポット

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種差海岸の魅力

約650種もの花々が楽しめる「花の渚」

種差海岸は、気候や地形などの自然環境から、北限植物と南限植物とがとなり合い、波打ち際に高山植物が咲くなど、約650種もの多様な草花が楽しめます。

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多くの文人墨客に愛された「名作の渚」

種差海岸の美しい風景は、文人の心にひらめきを与え、百をこえる文学者や芸術家の作品にその印象が描かれています。

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ロケーションの舞台

種差海岸の風光明媚な景観は、映画やテレビドラマのロケーションの舞台としても数多く利用されています。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』のロケ地

2022(令和4)年に公開された永野芽郁さん出演の映画『マイ・ブロークン・マリコ』のロケ地になりました。地元新聞社へのインタビューで、タナダユキ監督は種差に出会わなければこの映画は撮れなかったと語っています。

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みちのく潮風トレイル
2019(令和元)年6月9日全線開通

「みちのく潮風トレイル」は環境省が整備する、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までの太平洋沿岸をつなぐ1,000キロメートルを超えるナショナルトレイルです。
種差海岸はみちのく潮風トレイルの北端にあり、蕪島はトレイルヘッド・エンドポイントとなっています。

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三陸ジオパーク
2013(平成25)年9月24日認定

三陸ジオパークは青森県八戸市から宮城県気仙沼市の南北約220キロメートルの日本一広大なジオパークで、5億年の地球の歴史が作った景観を楽しみ、これまでの震災の記憶をを後世に伝え学ぶジオパークとして日本ジオパーク委員会により日本ジオパークとして認定されました。

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国立公園や国名勝・天然記念物への指定

三陸復興国立公園
2013(平成25)年5月24日指定

「三陸復興国立公園」は東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため創設された、自然の恵み脅威、人の自然との共生により育まれてきた暮らしと文化が感じられる国立公園です。
北は青森県から南は宮城県まで、南北の総距離は約250キロメートルにのぼり、北部では豪壮な大断崖、南部は入り組んだ地形が特徴のリアス海岸が続きます。

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国指定名勝<種差海岸>
1937(昭和12)年12月21日指定

名勝は文化財保護法で「庭園,橋梁(きょうりょう),峡谷,海浜,山岳その他名勝地で我が国にとって芸術上又は観賞上価値の高いもの」のうち重要なものとされており、種差海岸は、奇岩・怪岩をはじめとする変化に富んだ海岸線やウミネコが多数飛来する景勝地として国の名勝に指定されています。

国指定文化財等データベース 種差海岸(外部リンク)

国指定天然記念物<蕪島ウミネコ繁殖地>
1922(大正11)年3月8日指定

天然記念物とは文化財保護法で「動物,植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち重要なものとされており、種差海岸の北端にある蕪島は、ウミネコの代表的な繁殖地として国の天然記念物に指定されています。

国指定文化財等データベース 蕪島ウミネコ繁殖地(外部リンク)

種差海岸エリアが選ばれた〇〇選

日本の白浜青松100選1987(昭和62)年1月10日選定

社団法人日本の松の緑を守る会が美しい砂浜と松原(マツ樹林)をともなう白砂青松の海岸として選定。

新日本観光地百選1987(昭和62)年3月31日選定

読売新聞の主催で、新しい余暇時代にマッチした魅力ある観光地を読者による人気投票で選定。

日本の音風景百選~八戸港・蕪島のウミネコ~1996(平成8)年7月1日認定

環境省(当時環境庁)が「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)を広く公募し、音環境を保全する上で特に意義があると認められるもの」として認定。

環境省 残したい日本の音風景100選(外部リンク)

日本の渚・百選~大須賀海岸~1996(平成8)年7月10日認定

海の日が国民の祝日として制定されたことを記念して、日本の渚百選中央委員会が選定。

日本の森・滝・渚 全国協議会 日本の渚100選(外部リンク)

日本の灯台50選~鮫角灯台~1998(平成10)年11月1日選定

第50回灯台記念日の行事として、全国に呼びかけ印象に残った灯台の投票により選定。

公益社団法人燈光会 日本の灯台50選(外部リンク)

遊歩百選2002(平成14)年8月18日認定

読売新聞が発行50周年記念事業として、市民参加による投票と選考委員会により風光明媚な歩道として選定

美しい日本の歩きたくなる道500選~種差海岸・渚と風のみち~2004(平成16)年12月27日選定

日本ウォーキング協会が日本の美しい四季と景観、地域の観光資源、歴史資源、文化遺産、食の道などを訪ね歩く目的で選定。

日本ウォーキング協会 歩きたくなる道500選(外部リンク)

快水浴場百選~白浜海水浴場~2006(平成18)年5月24日選定

環境省が人々が水に直接触れることができる個性ある水辺を積極的に評価し、これらの快適な水浴場を広く普及することを目的に選定。

環境省 快水浴場百選(外部リンク)

池坊 花逍遥100選~葦毛崎展望台~2015(平成27)年1月29日指定

花の産業と文化を守り育てる新しい法律「花きの振興に関する法律」の制定を機に全国より未来に残したい日本の花風景を募集し認定。

池坊 花逍遥100選(外部リンク)

新日本歩く道紀行100選 水辺の道~みちのく潮風トレイル 種差海岸遊歩道~2015(平成27)年9月30日認定

新日本歩く道紀行推進機構により道を通じて日本の文明文化・芸術・人・モノ・物語を歴史的に紐解き、今まで知らされていなかった、見つかっていなかった地方の活力を道から考察して行こうという試みとして10のテーマ100の道を認定。

新日本歩く道紀行推進機構


種差海岸を楽しもう

種差海岸では、美しいロケーションの中で楽しめる自然体験アクティビティが盛りだくさん。小腹が空いたら、種差海岸ならではのグルメも楽しめるスポットも。

散策・トレッキング

種差海岸は遊歩道が整備されているため、気軽に散策やハイキングが楽しめます。みちのく潮風トレイルのトレイルヘッド・エンドポイントにもなっているので、これからチャレンジしたい方の出発点や、ロングトレイルの目的地としても最適です。

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キャンプ・バーベキュー

種差天然芝生地や蕪島周辺では、キャンプやバーベキューを楽しむことができます。海を眺めながら芝生の上で食べるバーベキューは格別!キャンプ初心者の方でも快適なグランピングも楽しめます。

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サイクリング

種差海岸を楽しむには徒歩だけではなく、サイクリングも気分爽快でおススメです。初心者から上級者まで、自転車を持参しなくても気軽に楽しめるレンタサイクルもあります。

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マリンアクティビティ

種差海岸には海水浴場があるほか、蕪島周辺では、SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティに挑戦することができます。

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種差海岸グルメ

散策やアクティビティでお腹が空いても大丈夫。海の幸が満載の種差ならではのグルメを楽しめるスポットが沢山あります。

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種差海岸を満喫できるモデルコースやツアー

種差海岸を存分に楽しんでいただけるよう、モデルコースや体験ツアーについてご紹介いたします。

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種差海岸百景お手軽散策

ウミネコの繁殖地、岩礁、砂浜、天然の芝生地など多彩な景観を楽しむことができる「三陸復興国立公園・種差海岸」。公共交通機関を活用して、種差海岸の見どころをお手軽に散策してみませんか。おすすめ時期◎4月〜7月(蕪島がウミネコでにぎわう季節)◎… 続きを読む

みちのく潮風トレイルで巡る種差海岸

世界的大手旅行誌「コンデナスト・トラベラー」の英国版ウェブサイトにて「2022年ベストホリデー・デスティネーション(最高な休暇を過ごせる旅先)」として紹介されました! 東日本大震災で大きな被害を受けた、東北太平洋沿岸。その復興のシンボルとし… 続きを読む

八戸市酒と人情と漁師鍋の旅

時間場所/コンテンツ内容9:37JR八戸線下り久慈行本八戸駅発→10:01種差海岸駅着(¥240) ▼徒歩(約5分)種差海岸インフォメーションセンター 地図を開く11:00漁港で漁師鍋ランチ(約90分)小さな漁港で漁船を眺めな…続きを読む


種差海岸へのアクセス方法

絶景が広がる種差海岸、実は八戸の市街地から約30分ほどのところにあるんです。また、八戸市は東北新幹線の停車駅や、東北自動車道、三陸復興道路のインターチェンジもあり、県外からもアクセスしやすく手軽に足を運ぶことができます。

新幹線から

東京から八戸までは新幹線で約2時間45分。東京から大阪までとほぼ同じ時間で行き来することができます。
新幹線で八戸駅まで来たら、種差海岸までは在来線1本で行くことができます。

種差海岸までの新幹線アクセス

高速道路から

東京から車で向かうと東北自動車道を経由して約690kmで種差海岸へ。仙台方面から八戸まで延びる三陸沿岸道路は、約380km(鳴瀬奥松島I.C.から八戸是川I.Cまで)が無料で通行することができます。途中の道の駅を楽しみながら、種差海岸をゴールに三陸沿岸のドライブも楽しめます。

種差海岸までの高速道路アクセス

飛行機から

札幌・東京・大阪から飛行機で種差海岸(八戸)へ向かうには、三沢空港が最寄の空港となります。三沢空港からは本八戸駅までは連絡バスで、種差海岸までは本八戸駅から八戸線を利用して向かいます。
青森空港からも連絡バス、青い森鉄道を利用して八戸駅まで移動し、種差海岸までは八戸駅から八戸線を利用して向かうことができます。

種差海岸までの飛行機アクセス

種差海岸エリア内をまわるには

鮫駅から種差海岸駅まで約9km。歩くのはちょっと大変という方は、種差海岸遊覧バス「うみねこ号」をご利用ください。種差海岸の主な見どころに停車するので、車内からも種差の絶景を楽しむことができます。

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種差海岸遊覧バス「うみねこ号」についてはこちら。

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