「八戸本」編集部が選ぶ!
海の街・八戸で味わうべき海鮮料理3選

八戸は漁業が盛んな海の街。ここへ来て、海産物をいただかない手はありません。
観光の目的に訪れて間違いなしの3軒をご紹介!

①全国からお客が訪れる! 極上漁師メシなら『みなと食堂』

「陸奥湊駅前朝市」で知られる、この町の一角で営む『みなと食堂』は早朝6時にオープンします。八戸港で水揚げされる新鮮な魚介を使った料理が自慢で、中でも名物は、ヒラメを使った昔の漁師メシからヒントを得て考案したという「平目漬丼(1,150円)」!
ヒラメの切り身に、卵黄、わさび。彩り豊かな海鮮丼とはひと味違う、そのシンプルで端正な姿が美しいんです。黄身をくずして口に運べば、ヒラメの淡白な味わいと甘辛い漬けダレ、黄身のまろやかなコクが三位一体となり、箸が止まりません。味の決め手は、ヒラメにほどこした熟成と漬け。ヒラメの淡白な旨味をさらに引き出すために、冷蔵庫で約2日間熟成させて、提供直前に醤油、酒、みりん、ニンニク、唐辛子を合わせた特製ダレにサッとくぐらせます。繊細な味が生きるよう、漬け過ぎないのがポイントだそう。

他にも、数量限定の10種の魚介がのった「漁師の漬丼(1,950円)」や、本マグロの中落ちをたっぷり使用した「マグロ中落ち丼つぶ貝入り(1,400円)」なども。その評判が広がり、2014年に「全国丼グランプリ」の海鮮丼部門で金賞を受賞。いまではこの一杯を目当てに、日本中から人が訪れています。「どこからいらしたの?」、「気をつけて帰ってくださいね」。奥の厨房から出てきて、お客と言葉を交わす店主の守 正三さんの姿に自然と頬が緩みました。

取材先情報:みなと食堂
■住所:八戸市湊町久保45-1
■電話番号:0178-35-2295
■営業時間:6:00〜14:00(売切次第終了) ※変更になる場合があります。
■休み:日・月曜

②町場価格で本格江戸前鮨を味わうなら……『鮨まつさか』

凛としたカウンターで出迎えてくれるのは、職人歴45年の店主・松坂広美さん。かつて帝国ホテル内の『なか田』で磨いた腕で、地物の鮮度だけに頼らず、〆る、煮るといった江戸前の仕事を丁寧に施しているそうです。県産米「まっしぐら」を使うシャリはほろりとほどけ、お米の甘みと鮨ダネが一体となる絶妙な塩梅。「つまみや刺身で終わってほしくない」と酒肴は小鉢で用意され、普段は大ぶりのシャリも、頼めば小さめに握ってもらえます。

箸で切れるほど軟らかい「タコの桜煮(900円)」は、ツメの甘みと柚子の香りに日本酒(1合800円〜)がすすみます。日本酒は5〜6種類を常時入れ替え、地元銘柄を置かない点もこだわりです。わずか6席というプライベートな空間や、骨董品の器や酒器のもてなしで、贅沢な気分に浸らせてくれます。店は郊外にありますが、松坂さんの腕に惚れ込む常連客は県外にも多いんです。品書きに「時価」はなく、価格は至って良心的なので安心して訪れたいですね。

取材先情報:鮨まつさか
■住所:八戸市市川町桔梗野上2-23
■電話番号:0178-79-6105
■営業時間:17:00〜23:00(電話での予約推奨)※変更になる場合があります。
■休み:不定休

③その日一番の魚で! 天然地魚割烹『ぼてじゅう』

こちらは、八戸前沖や近海の天然物にこだわる寿司割烹。大阪からこの地に移り住んだ初代店主が関西料理の看板を掲げ、地場の海産物で料理屋を始め50年余り。地元で好まれる味を探究し、時には洋食の要素も取り入れながら、現在のスタイルを確立してきました。「素材にこだわり、和食の流儀にとらわれず、旨い料理を出す」と、初代からその信念を受け継ぐのは三代目・田中大将さん。

近海本マグロの大トロや八戸産アワビやウニなど、こだわりの天然物が11貫並ぶ「極み握り(4,840円)」や、漁期が解禁されると契約する鮫地区の漁師から、毎朝獲れたてが届く「うにアワビ丼(5,390円)」は魅了されること間違いなしです。ちなみに、「八戸本」表紙のメインビジュアルは、この丼です!

畏まった席にも相応しい割烹然とした料理や雰囲気ながら、ピザやグラタンのような日常的で飾らない料理まで美味しいんです。カニの身とネギ・シイタケ・三ッ葉をベシャメルで合わせ、ケチャップ風味のソースをかけた「カニの甲羅揚げ(1,210円)」は、創業時から続く洋風の名物料理。日替わりの地元銘柄3種類を各70mlで楽しめる「青森の地酒飲み比べ(1,100円)」など酒も欠かせません。「時代やお客様の変化に柔軟に合わせることを大切にしています」と田中さん。その懐の深さこそ長きにわたって愛される同店の魅力ですね。

取材先情報:ぼてじゅう
■住所:八戸市鷹匠小路4-3
■電話番号:0178-43-1961
■営業時間:11:00〜14:00、17:00〜22:45(L.O.21:30) ※変更になる場合があります。
■休み:なし

八戸の代名詞ともいえる海の幸。せっかく来たなら、食べていただきたいお店がたくさんあります。

観光の目的にしても良し、たっぷり遊んだ後のディナーにしても良し。
ここでしか味わえない新鮮な海の幸を堪能してください!


| Written by 八戸本編集部

『八戸本』を制作した出版社「EDITORS」は、2021年2月に民事再生の申立てを行った「エイ出版社」から「街ラブ本シリーズ」『世田谷ライフ』『湘南スタイル』『ハワイスタイル』など、エリアに特化した出版事業を譲受した後継会社です。八戸市出身の編集者を中心に制作を進めた『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行されて話題となり、たちまち重版。観光目的だけでなく、八戸に暮らす人、八戸で働く人、八戸を故郷に持つ人、八戸を愛するすべての人に向けた本です。この街の魅力を、ぜひこの一冊を通して再発見してください。『八戸本』は、八戸市内の主要書店で大絶賛発売中です。

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「街ラブ本シリーズ」の88冊目で、東北では『盛岡本』・『福島本』に続いての3冊目となる『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行。食材の宝庫である八戸ならではのグルメ、青森県内の国宝がすべて八戸に集結している謎、地元愛にあふれた八戸のキーパーソンたちの紹介など、八戸市の魅力がぎっしり詰まった一冊です。

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