南部裂織
江戸時代、南部地方は寒冷な気候で木綿が育ちにくく、布はとても貴重でした。そこで着古した着物や布を使って生み出された織物が南部裂織です。テープ状に細く裂いた布を横糸に、木綿糸を縦糸にして地機と呼ばれる手動の機で織っていきます。同じ材料を使っ…
詳しく見る南部菱刺し
南部菱刺しは、江戸時代に始まったとされる青森県南部地方の技法であり、青森県の伝統工芸三大刺し子の一つです。寒冷な気候で麻しか育たなかった地における、保温と補強のために生み出された生活の知恵で、五戸町では主に前掛け・ズボン・子供の足袋などに…
詳しく見る五戸ばおり
五戸ばおりは江戸時代末期に考案された農業用の編み笠です。材料のい草は「水分を含むと網目は閉まり、雨を通さない」という性質があるため、雨よけにも日よけにもなると非常に重宝されていました。職人の手作業で1つ1つ丁寧に編まれています。細い竹の芯…
詳しく見る奥州街道
五戸町を貫く奥州街道の中でも、「古街道」と呼ばれる町の南側の部分は、昔のまま残されています。道沿いには歴史を感じさせる名所が案内板とともに点在しており、県内で保存状態の良い散策スポットの一つとして観光客からも人気です。継所は三戸・浅水・五…
詳しく見る旧圓子家住宅
江戸時代の武士であった圓子氏の住宅です。江戸時代末期の武家屋敷で、建築当時の様子がわかる貴重な建造物です。玄関・式台・塀重門の関係を残している武士住宅は県内でここだけのため、平成13年(2001)年6月に青森県重宝に指定されました。居宅内…
詳しく見る江渡家住宅
江渡家は、南部藩五戸代官所下役の給人を務めた家柄です。住宅は江戸時代後期の天明年間(1781~88年)の建築と言われています。寄せ棟造り、茅葺き屋根が特徴で、昭和48年(1973)2月に国の重要文化財に指定されています。土間から居住用の四…
詳しく見る国史跡 三戸城跡城山公園
日本の歴史公園100選に選ばれている「三戸城跡城山公園」。公園内の三戸城跡地は、戦国時代この地方を治めていた南部氏が築いた城で、今も石垣や堀跡、土塁、枡形といった遺構を見ることができ、2022年3月15日に国史跡に指定されました。園内には、…
詳しく見る先人の知恵が産んだ 八戸の逸品
コンデナスト・トラベラー誌英国版にて、「2022年ベストホリデー・デスティネーション(最高な休暇を過ごせる旅先)」として紹介されました! 厳しい東北の暮らしの知恵から生まれ、時代を越えて受け継がれてきた逸品からは、八戸の人々の素朴な人柄が伝…
詳しく見る南部せんべい豆知識
南部せんべいとは 八戸地方・岩手県北地方で広く食べられている「南部せんべい」。小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い鋳型で焼いた、素朴ながらも味わい深い食べ物です。 ご当地グルメとして有名になった「八戸せんべい汁」には、煮込んでも煮崩れし…
詳しく見る八戸歴史探訪: 縄文と南部のロマン薫るまち
縄文時代から江戸時代、そして現在に至るまで、八戸はこの地方の拠点として栄えてきました。その歴史や文化は現在の八戸にも脈々と受け継がれています。八戸の縄文文化 およそ2万年前、旧石器時代から人が住んでいたと言われる八戸地方。縄文時代には、縄…
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