江戸時代、南部地方は寒冷な気候で木綿が育ちにくく、布はとても貴重でした。そこで着古した着物や布を使って生み出された織物が南部裂織です。テープ状に細く裂いた布を横糸に、木綿糸を縦糸にして地機と呼ばれる手動の機で織っていきます。同じ材料を使っても糸との重なりによって仕上がりが変わるため、バラエティに富んだ唯一無二のものができあがります。裂織は丈夫で暖かく、こたつ掛け、帯、敷物、仕事着や小物に至るまで様々な必需品として用いられてきました。現在ではテーブルカバーや小物入れなどの手織物も制作・販売されています。
裂織マスク
新型コロナウイルスの感染拡大が続き全国的にマスクが不足する中、VISITはちのへでは八戸地域の伝統工芸品の「南部裂織」を使用したマスクを「八戸さき織の会」と共に地域の伝統工芸品の普及拡大を目的に企画し令和2年5月より販売しています。
裂織ネックストラップ
「八戸さき織の会」ではオフィスシーンで活躍する「ネックストラップ」を新たなアイテムとして製作しました。ネックストラップはオフィスでネームホルダーや携帯電話などに付けて使用し、普段使いの中で光るお洒落なデザインとなっています。県南八戸地域では初の試みで、手作りの為、1点1点異なる世界に一つだけのネックストラップです。令和3年7月より発売いたします。
一般財団法人VISITはちのへ ユートリーおみやげショップ
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