館神社

 元亀3年(1572)の勧請である「館神社」は、道仏川河岸段丘上に鎮座しています。その昔、この場所は「道仏館」の館跡で館主である赤松民部吉時が治めており、大正19年(1591)の九戸政実の乱で南部信直に味方したため、九戸方に攻められ落城したといわれます。鳥居をくぐり、神社へと向かう緩やかなカーブの杉の参道が、当時の館の形態・構造など、この地方にみられる中世城館の特色をしっかりと遺しており、保存状態も良いため文化財として貴重です。境内には青森県最大級の幹囲6.1mのモミの巨木があり、堂々と社を見守るようにそびえています。
 

インフォメーション

所在地
青森県三戸郡階上町大字道仏野附窪

アクセス
JR階上駅から車で約10分