「八戸本」編集部が選ぶ!
お家でゆっくり楽しみたいスイーツ3選

こんがり焼かれたアップルパイや濃厚なプリン、和の伝統素材を用いたケーキ……。八戸には、食べたら思わず笑顔になってしまう、美味しいスイーツが揃っています! 味はもちろん、見た目も可愛らしいスイーツは、食べるだけで気分が上がりますよね。今回はそんな八戸が誇るスイーツを、たっぷりご紹介します。

1.『432factory』のアップルパイは、甘酸っぱいジャムとサクサク食感がたまらない!

店内には、アーモンドヌガーとクッキーの食感が美味しい「フロランタン(1個280円)」や1層ずつ丁寧に焼き上げた「バームクーヘン(1個220円)」、レモン風味の「ウィークエンド シトロエン(1,450円)」も人気です。

2022年8月、八食センター内にオープンした『432factory』には、シンプルな素材で本格的な味のお菓子が用意されています。“日常使いできる、地元に愛されるお店を作りたい”という想いで日々店頭に立つのは、オーナーの田中さん夫妻。「八食センターという八戸の食文化の中心と言える施設で、ここだけしか味わえないスイーツを提供したい」と話します。

店内のオーブンで焼くアップルパイは、素材から出た水分をオーブン内で抜く工程を行っています。この作業で、カリッとした絶妙なひと口を生み出しているとか。

焼き上がったらたっぷりとあんずのジャムを塗ります。リンゴのジャムを使うよりも香り高く、食べた時の甘酸っぱさがクセになりそう……

お店の顔は、こんがり焼かれた手のひらサイズの「アップルパイ(1個380円)」。リンゴは青森県産で、その時期に旬の品種を使用しています。パイ生地には贅沢にカルピスバターを使い、店名と同じく、432層で構成! 時間が経っても美味しいと評判です。

溶けないアイスとして「葛アイス」は、リンゴやざくろなど6種類ほど用意されています。店内には『432factory』の商品だけでなく、『ヒビノス林檎園』のリンゴジュースなども並びます

他にも南部せんべいにチョコをかけたお菓子など、ユニークな商品も揃っています。どれを食べても満足度の高いお菓子を、ぜひ味わってみてください!

取材先情報:432よんさんにfactory
■住所:八戸市河原木字神才22-2 八食センター内
■電話番号:080-2367-6151
■営業時間:9:00〜18:00
■休み:水曜(八食センター市場棟に準ずる)
■ホームページ:https://432factory.jp/

2.素材の味を大事にした、風味豊かなお菓子と出合える『パティスリーYASUHIRO』

店主の津曲さん。福岡の『フランス菓子16区』で5年間、実家で10年以上修業を重ね、コンテスト入賞や海外での経験も豊富です。

 

店主の津曲泰弘さんの父は、兵庫の『ケーキハウス・ツマガリ』を営む、現代の名工と呼ばれる匠です。幼い頃から味覚や感性を磨き、自身も菓子作りの研鑽を積んだそう。お菓子は素材を大切にしながら、自然な味や風味を生かしています。

人気のクッキー。コーヒー豆が香ばしい「カフェペカン(129円)」やあんずジャムののった「ティービス(118円)」などがラインナップ

 

お店の代名詞はクッキー。北海道産発酵バターやシチリア産のアーモンドプードルをたっぷりと使用します。ほかにも約10種類ほど用意されているケーキ類も、洋酒を抑えたものが多く、厳選した食材自体の美味しさを引き出しています。

濃厚な味の卵「緑の一番屋」と砂糖、牛乳のみで作られる「ヤスヒロプリン(338円)」。上層はブリュレのように濃く、下層はあっさりと軽い口当たりが特徴です。

カスタードクリームを入れた和栗のゴロゴロ感が楽しめる「マロンショート(529円)」

 

津曲さんの食材への強いこだわりが、美味しい焼き菓子やケーキを生み出している『パティスリーYASUHIRO』。贈り物にも喜ばれそうな品々が揃っていますよ。

取材先情報:パティスリーYASUHIRO
■住所:八戸市根城7−1−26
■電話番号:0178-51-6618
■営業時間:8:30〜18:00
■休み:水曜
■Instagram:yasuhiro_shop

3.視覚的な楽しみも味わいたい!『時空』の独創的な和スイーツ

ほうじ茶の葛餅を抹茶のムースで包み、抹茶のスポンジケーキをまぶした「苔玉(530円)」。まるで苔に落ちたしずくのような葛餅が美しい……!

抹茶を使った和のティラミス「意匠(580円)」もおすすめです

「もし安土桃山時代に洋菓子店があったら」。そんな空想から2022年6月『割烹萬鱗』の敷地内にオープンしました。和三盆は徳島県、抹茶は静岡県など、伝統的な素材を厳選しながら、“映え”のあるビジュアルで話題です!

南部町産のたまり醤油が隠し味のチーズケーキ「醍醐(480円)」

見た目の美しさはもちろんですが、素材の持ち味を邪魔しない、とても控えめで上品な甘さも人気の秘訣です。店内には、クッキーや焼き菓子を含め、全商品は約40種類。季節感のある生菓子は12種類ほどが並んでいるので、思わずどれにしようか悩んでしまうはず……!

購入したスイーツを抹茶(550円)などと一緒に楽しめるイートインコーナー。シックな店内で落ち着いた雰囲気です

手土産に困ったらスタッフの方が相談に乗ってくれるので、気軽に訪れやすいのも嬉しいポイント! 和の伝統素材を使った美しいスイーツを、抹茶と一緒に召し上がってください。

取材先情報:時空
■住所:八戸市柏崎1-1-41
■電話番号:0178-24-1025
■営業時間:10:00〜17:30、
            イートイン10:30〜17:00(L.O.16:30)
■休み:月曜
■Instagram:jiku_banrin

自分へのご褒美や大切な方への贈り物にぴったりな、見た目も美しい八戸のスイーツ。素材や製法にこだわった逸品を求めに、足を運んでみてはいかがでしょうか。


| Written by 八戸本編集部

『八戸本』を制作した出版社「EDITORS」は、2021年2月に民事再生の申立てを行った「エイ出版社」から「街ラブ本シリーズ」『世田谷ライフ』『湘南スタイル』『ハワイスタイル』など、エリアに特化した出版事業を譲受した後継会社です。八戸市出身の編集者を中心に制作を進めた『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行されて話題となり、たちまち重版。観光目的だけでなく、八戸に暮らす人、八戸で働く人、八戸を故郷に持つ人、八戸を愛するすべての人に向けた本です。この街の魅力を、ぜひこの一冊を通して再発見してください。『八戸本』は、八戸市内の主要書店で大絶賛発売中です。

HP:https://editorsinc.jp/ Instagram:@hachinohe_bon_editors

「街ラブ本シリーズ」の88冊目で、東北では『盛岡本』・『福島本』に続いての3冊目となる『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行。食材の宝庫である八戸ならではのグルメ、青森県内の国宝がすべて八戸に集結している謎、地元愛にあふれた八戸のキーパーソンたちの紹介など、八戸市の魅力がぎっしり詰まった一冊です。

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