三陸復興国立公園とは
「三陸復興国立公園」は、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、創設された国立公園です。北は青森県から南は宮城県まで、南北の総距離は約250kmにのぼり、北部では豪壮な大断崖、南部は入り組んだ地形が特徴のリアス海岸が続きます。
種差海岸階上岳地域はその北端にあたり、岩礁、砂浜、海食海岸等の多様な地形と、多種多様な花が咲き乱れる海岸植生や天然芝生、クロマツ林等の植生が織りなす変化に富む海岸風景が特徴です。海岸を歩くと、自然だけではなく、地域の人々の暮らしにも触れられるのが大きな魅力。標高約740mの階上岳は、地元住民からも親しまれていて、年間を通してトレッキングが楽しめます。山頂付近には天然のヤマツツジが群生しているほか、八戸市街や八甲田連峰、太平洋が一望できます。
三陸復興国立公園
種差海岸階上岳地域のテーマ別おすすめスポットをご紹介!
三陸復興国立公園
種差海岸階上岳地域を歩いて楽しむ!
蕪島には長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」の起点終点があり、高低差の少ない海沿いを気軽に歩くことができます。「みちのく潮風トレイル」は、青森県から福島県まで総距離1000キロを超えるロングトレイルですが、踏破することだけではなく、好きな区間だけ歩くこともおすすめ。歩くスピードで、移り変わる景色や、地域の人との交流を楽しむことができます。以下では、種差海岸階上岳地域を歩いて楽しむ方法をご紹介します。
トレイルの歩き方
体力や経験、歩く距離、高低差などを考慮して、歩く区間を決めましょう。区間を決めるのに有益なのが、トレイルマップ。「みちのくトレイルクラブ」のホームページには、トレイルルートのMAPが公開されています。より詳細な「みちのく潮風トレイル Hiking Map Book」は、オンラインショップや現地で購入することができます。
マップを入手したら、予めスタート地点へのアクセス方法や、ルートの距離、所要時間を確認し、食事の場所や休憩時間を想定しておきましょう。危険な箇所等がないか、最新情報の確認も忘れずに。
目的や歩く区間、季節によっても持ち物は変わります。下記は一例です。
<持ち物>
・履き慣れたトレッキングシューズ | ・体温調節のできる服 |
・リュックサック | ・帽子(夏は日除け、冬は防寒) |
・雨具 | ・携帯型救急セット |
・MAP | ・行動食 |
・水筒 | ・健康保険証 |
・ライト | ・手袋 |
・タオル | ・くま除けの鈴 |
・ティッシュペーパー |
三陸復興国立公園
種差海岸階上岳地域を楽しみ尽くす!
「歩く」以外にも、さまざまなアクティビティを通して、この地域ならではの自然を満喫することができます。ルールやマナーを守って、種差海岸階上岳地域を楽しみましょう。
- ○学ぶ
- ○アクティビティ
- ○ガイドツアー
- ○食
- ○イベント
- ○その他
「種差天然芝生地」へのアクセス
- 「JR八戸線」で、JR「八戸駅」からJR「種差海岸駅」まで、約36分。JR「種差海岸駅」から徒歩約3分。
- 「ワンコインバス・うみねこ号」で、JR「鮫駅」から「種差海岸インフォメーションセンター」まで約26分。「種差海岸インフォメーションセンター」から徒歩すぐ。
「階上岳」へのアクセス
- 「JR八戸線」で、JR「八戸駅」からJR「本八戸駅」まで約8分。JR「本八戸駅」から「南部バス」で、「登山口」まで約55分。「登山口」から登山道まで徒歩約10分。
【関連サイト】
三陸復興国立公園に関する情報
▶︎環境省 三陸復興国立公園
種差海岸や階上岳に関する情報
▶︎種差海岸インフォメーションセンター
▶︎種差海岸インフォメーションセンター発行「TANECHAN」
※「TANECHAN」は当地域ならではの楽しみ方が凝縮された情報誌です!
みちのく潮風トレイルに関する情報
▶︎みちのくトレイルクラブ
▶︎みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター