その昔、秦の始皇帝が菊を愛でた宮殿の名前が由来とされる食用菊「阿房宮(あぼうきゅう)」。南部町の気候が適したことから盛んに栽培され、主要産地となりました。目にも鮮やかな黄色のしっかりとした花びらは、苦みはなく花の香りとともに甘み、独特な歯ざわりを味わえます。生食でも使われますが、乾燥させた干し菊が保存しやすく手軽に料理に使えます。例えば、お味噌汁。出来上がり直前にちらすだけで彩りと趣あるお椀に。
食用菊といえば「刺身のつま」のイメージが強いですが、南部町では天ぷらやお浸し、菊なますなどメイン食材として使われています。また近年の研究により、解毒作用や健康への効果が発表されたこともあり、健康食材としても注目を浴びています。
食用菊といえば「刺身のつま」のイメージが強いですが、南部町では天ぷらやお浸し、菊なますなどメイン食材として使われています。また近年の研究により、解毒作用や健康への効果が発表されたこともあり、健康食材としても注目を浴びています。