冬の鍋料理に欠かせないねぎ。中でも1964年に品種登録された南部町の伝統野菜「南部の太ねぎ」は、普通のねぎより太くて甘みが強いのが特長です。緑の葉の部分もやわらかく、丸ごと1本食べることができます。流通期間は例年10月下旬~12月上旬ころ。定番の鍋料理のほか、甘みがより際立つ塩焼きや天ぷらもオススメです。
そんな美味しい「南部の太ねぎ」ですが、とても栽培が難しく一度絶滅しかけたことがあります。そこを救ったのが、県立名久井農業高校の生徒たちです。「伝統野菜を絶やしたくない」という想いで、日々地元生産者やNPO法人と協力して効率的な栽培方法の研究を続けています。