「八戸本」編集部が選ぶ!
夏休みに行きたいオススメのスポット3選

徐々に“コロナ前”に戻りつつあり、久しぶりの旅行ができる夏休み。どこに行こうか迷っている人には、面白い文化が溢れる八戸がうってつけ!そんな魅力満載の八戸で、夏に行きたいおすすめスポットをご紹介します。

①八戸の朝は早い!館鼻岸壁朝市

港町・八戸で遊ぶなら、まず朝市は欠かせません。

週末の夜明けから大勢の人で賑わい、新鮮な食材がお値打ちで手に入る場所。規模は違えど、八戸で開催されている朝市は10カ所ほどあります。その中で大定番といえば、「館鼻岸壁朝市」。新鮮な魚や野菜、果物はもちろん、ラーメンやピザ、スイーツ、ベトナム料理だって揃っちゃいます。さらに、手作りアクセサリーや、ブーメラン、なんとふかふかの布団まで……。

今回は、その中でもこちらの2店をピックアップしました!

『八戸 馬渡商店』の「熟成ひらめ生ハム(600円)」

八戸産のヒラメを使った、燻製のような芳醇な香りと食感がクセになる逸品です。ご飯にのせて食べても、カルパッチョにしても美味しいと大評判。


『ながうし農産加工』の「ブルーベリージュース(250円)」

こちらの豆腐屋では、豆腐、豆乳、ゆばなどと一緒に、鮮やかな紫色のジュースが並びます。老舗の豆腐屋が自家製のブルーベリージュースを提供しているというギャップも楽しいですが、これがフレッシュで美味!


館鼻岸壁朝市は、他エリアで朝市をやっていた商人たちが、広い場所を求めて、2004年から館鼻漁港に出店したのが発祥なんです。いまでは、全長800メートルにわたって300店以上が立ち並ぶ超巨大朝市として、毎週数万人が訪れています。八戸を訪れるなら要チェック!

館鼻岸壁朝市
■住所:八戸市新湊3丁目
■電話番号:070-2004-6524(事務局)
■営業時間:夜明け〜9:00頃 ※変更になる場合があります。
■開場:3月中旬〜12月の日曜


②八戸のシンボル・蕪島で、散歩やトレッキングにGO!

ウミネコの繁殖地として知られる蕪島は、周囲約800mに及ぶ、ひょうたんの形をした島のこと。ウミネコの繁殖期は、空も境内もウミネコで埋め尽くされ、足の踏み場がなくなることも珍しくないんです。大正11(1922)年にウミネコの繁殖地として天然記念物に指定され、2022年で100周年という節目の年を迎えました。島の頂上に鎮座するのは、蕪嶋神社です。鳥居をくぐって、石段を登った先には、新築された蕪嶋神社の社殿が。歴史的背景だけでなく自然や生物の魅力も感じ取ることができる、唯一無二の場所なのです。

東日本大震災復興のシンボルである『みちのく潮風トレイル』の最北端は、実はこの蕪島なんです! 八戸市の蕪島から福島県相馬市松川浦までをつなぐ、総距離1000kmを超えるロングトレイルで、最大の魅力は奇岩、奇景が連続するリアス海岸特有の風景です。三陸のダイナミックな景色を体験するには最適なコースとなっています。種差海岸を通って南へ、三陸海岸の変化に富んだ景色は飽きることなく見られます。日帰りで出来るトレッキングコースもあるので、荘厳な景観を眺めに行くのもありですよ!

蕪嶋神社
■住所:八戸市鮫町鮫56
■電話番号:0178-34-2730
■営業時間:9:00〜16:00 ※変更になる場合があります。
■休み:なし


③世界でも評価の高い『八戸酒造』見学で、魅力にどっぷり浸かろう。

創業約250年を迎えた『八戸酒造』は、「陸奥男山」や「陸奥八仙」をはじめ、日本国内だけでなく中国やアメリカなど世界でも愛される日本酒を生み出す酒造です。創業ブランドの「陸奥男山」は地元で愛飲される辛口酒。1998年に生まれた「陸奥八仙」は、香り華やかでスッキリとした味わいが特徴で、2021年世界酒蔵ランキングで1位を獲得するなど、名高い評価を誇ります。

こちらでオススメなのが、蔵見学のコース。大正時代に建設され、「文化庁登録有形文化財」に指定された歴史ある蔵で、酒造りの工程や八戸酒造の歴史、酒造の6つの蔵の説明や創業当時に酒造りに使用していた道具などをガイド付きで詳しく知ることができるんです。

約30分ほどの見学の後には、おすすめの日本酒の試飲タイムがついているので、遠方からも八戸酒造の日本酒ラバーたちが集います。美味しい酒が造られる工程を実際に知れば、より味わい深い日本酒が楽しめるはず!

左から、『HAZY IPA(1,980円)』、『八仙特別純米(720ml 1,650円)』、『貴醸酒(2,750円)』

併設のショップでは、様々なラインナップを販売。現在、「陸奥八仙」の純米酒等定番、季節商品の他に、新商品開発などにも力を注ぎ、日本酒だけではなく果実酒やスパークリング、スピリッツやビールテイストのリキュールなどの商品を生み出しています。今後も地元青森県の原材料を使って酒造りを行うという真髄は変わらず、日本酒以外の酒造りにも挑戦していきたいという、進化し続ける八戸酒造の歴史をぜひ味わってみてください!

八戸酒造
■住所:八戸市湊町本町9番地
■電話番号:0178-33-1171
■営業時間:蔵見学・ショップ:10:00〜16:00 ※所要時間は1時間程度
■休み:蔵見学・ショップ:土・日曜 ※冬期(3~9月)は土曜も開催
■料金:蔵見学500円(試飲付き)※ HP、電話にて要予約

蔵見学オンライン予約はコチラ



「八戸本」編集部が朝市へ取材に伺ったのも、ちょうど去年の真夏日でした。
訪れたからこそ、本当におすすめできるスポットの数々。

八戸本を片手に、八戸中を巡ってもらえれたら嬉しいです!

※掲載した情報は2023年5月時点のものであり、料金や各種データは変更になることがあります。

| Written by 八戸本編集部

『八戸本』を制作した出版社「EDITORS」は、2021年2月に民事再生の申立てを行った「エイ出版社」から「街ラブ本シリーズ」『世田谷ライフ』『湘南スタイル』『ハワイスタイル』など、エリアに特化した出版事業を譲受した後継会社です。八戸市出身の編集者を中心に制作を進めた『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行されて話題となり、たちまち重版。観光目的だけでなく、八戸に暮らす人、八戸で働く人、八戸を故郷に持つ人、八戸を愛するすべての人に向けた本です。この街の魅力を、ぜひこの一冊を通して再発見してください。『八戸本』は、八戸市内の主要書店で大絶賛発売中です。

HP:https://editorsinc.jp/ Instagram:@hachinohe_bon_editors

「街ラブ本シリーズ」の88冊目で、東北では『盛岡本』・『福島本』に続いての3冊目となる『八戸本』は、「街ラブ本シリーズ」の最新作として2022年12月に発行。食材の宝庫である八戸ならではのグルメ、青森県内の国宝がすべて八戸に集結している謎、地元愛にあふれた八戸のキーパーソンたちの紹介など、八戸市の魅力がぎっしり詰まった一冊です。

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