鎌倉時代に行基という高僧が開山したと伝えられる、奥州南部糠部三十三ヶ所巡礼一番札所。観音堂の中には、千数百年前に行基が伝えたという観音像が安置されています。境内には西国三十三ヶ所巡礼の観音様が祀られており、ここでお参りすれば、そのご利益も受けられると言われています。また観音堂のほかに潮山神社があり、神仏混交の地として古くから霊地として近隣の人々から信仰されてきました。毎年5月第3土日に開催される例大祭には、無病息災、家内安全、五穀豊穣、海上安全などを願う多くの参拝者が訪れ、鐘の音が1日中絶えません。