ご存じですか?「八戸らーめん」
初めて食べたのに、なぜか懐かしく、心まで温かくなる八戸らーめん。
1928年頃、東京で十数台ものラーメン屋台を経営していた鄭克銓(ていこくせん)さんが、現在の八戸市中心街付近にあたる十八日町に移住し、六日町に食堂”来々軒”を開店しました。
特製の細切り手揉み麵と、醸造醤油をベースに八戸近海で獲れた煮干しをふんだんに使い、地鶏ガラと豚骨でダシをとった来々軒の支那そばは、当時の八戸町・小中野町・湊町・鮫村が合併してできたばかりの八戸市へ広く普及していきました。(八戸市の発足は1929年) 1980年代には濃厚ラーメンブームに押されて昔ながらのラーメンを提供する店舗は徐々に減少していきましたが、2002年の東北新幹線八戸駅開業を機に、昭和の八戸に根ざした来々軒の支那そばを〝懐かしの昔味、八戸らーめん〟として復刻。
自宅で味わえるオリジナルスープと麺のセット商品も開発され、八戸らーめんは現在も八戸市民に日常的に食べられています。
また、昔ながらの飾らない味は広く多くの人々のノスタルジーを呼び起こすもので、お土産や贈答品としても非常に喜ばれる逸品となっており、としても好評です。
昭和のラーメンと言えば屋台!ということで、八戸屋台村 みろく横丁で八戸らーめんを作り続ける「味のめん匠」さんにお邪魔しました。
2022年5月5日
堀江 貴文様にご来店いただきました!!
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親鶏ガラと長ネギ・ニンニクなどの地元食材をふんだんに使い煮干でだしを取り、特製醸造醤油で仕上げるスープは、煮干しの風味が生きたすっきりとした味わい。 スープとの相性にこだわった自家製細縮れ麺が良く合います。
八戸らーめんのおいしさと「冬の屋台でラーメン」の雰囲気が特別な、どこか懐かしく、あたたかいお店でした。
八戸が好き。八戸らーめんが好き。とじっくり八戸愛を語ってくれるのは、味のめん匠代表の下村和仁さん。 鹿児島出身の下村さんは、東北新幹線八戸駅開業の20年前に八戸に移住。 偶然出会った八戸らーめんが、元々好きだった東京ラーメンに似ていてびっくり!漁業が盛んな八戸ならではの煮干しが引き立つ味に感動して以来、八戸らーめんファンとしてたくさんのお店に通いました。 10年前に起業し、ご縁があって八戸屋台村 みろく横丁味のめん匠へ。
「その土地で育った食材を使って作られたものを、その土地で食べるのが一番。食べる人の目の前で料理をしているところを見て貰って、それもエンターテイメントとして楽しんでほしい。」
この想いを大切にし、 地元の常連さんを含め・県内外から訪れるお客様の八戸らーめんファンを増やし続けています。
八戸らーめん会の会員のみが提供できる八戸らーめん。 同じレシピを使っていますが、店舗によって僅かに味の特色が異なり、好みのお店を探す楽しみもあります。 出張時のランチに、飲み会の〆に、懐かしの昔味、八戸らーめんをお薦めします。
【取材先情報:八戸屋台村 みろく横丁 味のめん匠】
■営業時間 ※変更になる場合があります。
昼 11:00~14:30
夜 17:00~翌1:00
夜(金・土) 17:00~翌3:00
■定休日 月曜日
■電話番号 080-6011-8866
■アクセス https://36yokocho.com/office/access/