コースの始まりは果樹の里として知られる南部町から。初夏はさくらんぼやブルーベリー、夏は桃や梨、秋はぶどうやりんごと、南部町では季節のフルーツの収穫体験ができます。寒暖差の激しい気候が、フルーツを甘くしてくれるのだとか。

町内の観光農園と観光客をつないでいるのが「ながわ農業観光案内所」です。まずはどんなフルーツ狩りができるか、問い合わせましょう。すると、ぴったりの観光農園を紹介してくれます。収穫当日も、ながわ農業観光案内所から観光農園に移動します。

＜収穫体験できるフルーツの旬＞

この⽇は「⼩沢⽥（こさわだ）観光果樹園」でブルーベリー狩りを体験。農家の⽅にコツを教わった後は、40分間採り放題、⾷べ放題！ いろんな品種があって、⾷べ⽐べもできます。

収穫したフルーツは、量り売りで持ち帰ることも可能。パックに詰めて、アウトドアスイーツの材料に。

車で約30分

五戸町は、鎌倉時代から馬の産地として発展し、いまでも馬肉を食べる習慣が根付いています。

レストランささ木では五戸町の馬肉を堪能できます。食べ放題や桜鍋も人気ですが、おすすめは「義経鍋」。

料理名の由来は諸説ありますが、源義経が戦に負けて逃げるとき、かぶっていた兜で野鳥や鹿を焼いて食べたことが始まりだとか。確かに形がかぶとに似ている？ 中央で豆腐や白滝を煮て、周りで肉や野菜を焼きます。

五戸町の馬肉は、コクがあって後味あっさり。箸がどんどん進みます。高たんぱく質で低カロリー、低脂肪、低コレステロールで、太りにくいのもうれしいところ。

なお、五戸町では「尾形精肉店」と「五戸まきば温泉」でも馬肉料理をいただけます。

車で約10分

フェニックスライズは、グリルや焚き火台、フライパンなど、火にまつわるオリジナルギアを扱うアウトドアブランドです。機能的かつデザインも素敵で、流行をおさえた新製品を次々と発表。アウトドアの初心者にもぴったりのギアが見つかるはず。

フェニックスライズは、精密プレス金型の製造会社「サンライズエンジニアリング」から生まれました。自身も大のアウトドア好きという社長が、自分が欲しいと思うギアを設計し、自社の高度な技術で製造しています。お店ではギアについて気軽に質問を。

車で約5分

ふれあい市ごのへは、五戸町の産地直売施設。採れたての農産物や地元の名産品、お惣菜、⼿⼯芸品など、五⼾町の魅⼒が詰まっています。

今回アウトドアスイーツ用に購入するのは3つ。ひとつは南部せんべい。五戸町には6つのせんべい店があり、棚には各店のせんべいがずらり。プレーンがおすすめですが、ピーナッツや胡麻など好みの味を選んでもOK。

それから、平（たいら）養蜂場で自家採取したはちみつ。市場に出回っているはちみつは、水あめを足したり精製したりしているものもありますが、平養蜂場のはちみつは天然そのまま、純粋はちみつです。

最後に、りんごや桃など季節のフルーツ。シーズンによっては、南部町のフルーツ狩りで手に入れるのも楽しみのひとつです。

車で約5分

古民家を改装したメキシカンカフェ。店内はカラフルなメキシコカラーに彩られ、異国情緒あふれています。

店主の村越ちあきさんと、メキシコ出身の義母マリアさんが調理したメキシコ料理は、本格派。

事前に予約すれば、トルティーヤをテイクアウトできるサービスもあります（108円／枚）。トルティーヤはとうもろこしの風味がきいたメキシコ流。今回はフルーツを巻いてアウトドアスイーツに。

車で約10分

五戸町の中心部からほど近いところにある小渡平公園キャンプ場は、11万平方メートルにわたって天然芝が敷かれ、解放感いっぱい。

木陰でチェアリングをすれば、そよ風とともに木漏れ日が揺れ、葉ずれの音に癒やされます。思い切り伸びをして、深呼吸。ゆったり、の〜んびり過ごしましょう。

園内にはグラウンド・ゴルフのコースがあり、入口付近のビジターセンターでゴルフセットの貸し出しもしています（300円／人）。簡単なスポーツなので、初めてでも、運動に自信がなくても楽しめます。

「⼩渡平公園キャンプ場」で
アウトドアスイーツづくり

フェニックスライズの焚き火台「フェニックスグリル」で火をおこしたら、アウトドアスイーツづくりのスタート！

＜南部せんべいフルーツスモア＞

フルーツと溶けたマシュマロを、南部せんべいでサンド。マシュマロの⽢みとフルーツの酸味、南部せんべいのかすかな塩味が、絶妙にマッチします。

＜道具＞
マシュマロ串
＜調理時間＞
10分
＜材料（1個分）＞
ブルーベリー・・・5〜10個
※ブルーベリーは時々の旬のフルーツで代用可
南部せんべい・・・2枚
マシュマロ・・・1〜3個（サイズによる）
＜作り方＞
① マシュマロを串に刺して焚き火で炙る。
② マシュマロがこんがり膨らんだら、ブルーベリーと一緒に南部せんべいに挟む。

＜季節のフルーツでつくるデザートタコス＞

本場メキシコでは、クリームチーズやはちみつをトルティーヤに包んで⾷べたりするそう。今回は季節のフルーツも⼀緒に包みます。

＜道具＞
ラップ
＜調理時間＞
15分
＜材料（2人分）＞
トルティーヤ・・・2枚
クリームチーズ・・・80g
平養蜂所のはちみつ・・・少々
りんご・・・1/4個
桃・・・1/4個
※りんごと桃は時々の旬のフルーツで代用可
お好みでブルーベリージャム、いちごジャム・・・少々
お好みでミント・・・少々
＜作り方＞
① 大きく広げたラップの上にトルティーヤを置き、クリームチーズとはちみつを全体に薄く塗る。
② クリームチーズ30gを中央に帯状に置き、その横に細長く切ったフルーツを置いて巻いていく。
③ 全体が馴染むように5〜10分置く。
④ 4等分に切り、お好みでジャムをのせてミントを添える。

緑に囲まれた環境で、気持ちもオープンに。アウトドアスイーツを⾷べながら、おしゃべりにも花が咲きます。帰る頃にはお腹も⼼も満たされているはず。

車で約10分

昔、牧場で温泉が湧いていたことから始まったという五戸まきば温泉。地元の人にも、観光客にも愛される名湯です。100%源泉かけ流しで、体の芯から温まるから、湯冷めしにくいと評判。日帰り利用できる大浴場には、露天風呂や赤外線サウナもあります。

宿泊もできて、館内のレストランではさくら鍋などの馬肉料理がいただけます。