あおもり倉石牛
みちのく青森の銘牛「あおもり倉石牛」は、豊かな自然に恵まれた五戸町倉石地区で生まれました。県内外で数多くの受賞歴を持ち、日本一にも輝いた黒毛和牛種です。平成20年度(2008)に行われた全国肉用牛枝肉共励会では最高賞である「名誉賞」を獲得しました。
幻の銘牛と称されるのは、一頭一頭の相性や体調を考慮したストレスの少ない環境の中で、「小麦ふすま」「大豆粕」などの毎日の食事も管理され、厳しい基準をクリアしたものだけが出荷されるからです。年間出荷頭数は300頭とわずかで、首都圏での取り扱いも少なく、大変貴重な黒毛和牛です。
口の中でとろけるような霜降り肉の味は、大自然で育った野趣を感じさせてくれます。脂身の旨さと良質な赤身が美味しさを引き立てます。
馬肉料理
馬肉は県内外でも有名な特産品で、「馬肉と言えば五戸」とも言われるほどです。馬肉の赤みが桜の花を思わせることから、桜肉とも呼ばれています。地元では馬肉料理店だけでなくスーパーでも売られており、各家庭の食卓にも並びます。
食べ方は馬肉鍋や刺身、しゃぶしゃぶが一般的ですが、兜の形をした鍋で焼肉や水炊きを食べる 「義経鍋」などもあります。馬肉は低カロリー・低脂肪・低コレステロール・高タンパク質と、栄養価が高く太りにくいことから、ヘルシーなお肉として優れた食材です。
青森シャモロック
青森シャモロックは、平成2年(1990)に誕生した青森県オリジナルの地鶏です。養鶏が盛んな五戸町にあった旧県畜産試験場(現在の畜産研究所)が、20年もの歳月をかけて開発・育成を行いました。母親は優れた肉質でダシがよく出る「速羽性横斑プリマロック」、父親は肉質がきめ細かく歯切れがよい青森原産の「横斑シャモ」で、両親の優れた特性を受け継いでいます。
この品質や味を維持するために「特産地鶏青森シャモロックブランド化推進協議会」から認められた指定農場で大切に飼育されており、一般のブロイラーよりも2倍の期間をかけて育てることで旨みが凝縮、鶏肉本来の味を堪能することができます。さらに、宮内庁管轄「御料牧場」へヒナが出荷される唯一の地鶏としても有名です。