八戸市美術館

八戸市美術館は、市民の文化芸術活動の拠点と「アートのまちづくり」の中核施設として、2021年11月3日にリニューアルオープンしました。

ⒸDaici ANO
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出会いと学びのアートファーム

八戸市美術館のテーマは、「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館~出会いと学びのアートファーム」。作物が実るように人や街が育つ、畑(ファーム)のような美術館です。

「もの」としての美術品展示が中心となっていた従来の美術館とは異なり、「ひと」が活動する空間を大きく確保し、「もの」や「こと」を生み出す新しいかたちの美術館として、新たな文化創造と地域の活性化を図ることを目指しています。

ジャイアントルームと個室群

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館内の最大の特徴は、天井高約17mの巨大な空間の「ジャイアントルーム」。この部屋は、市民が自由に出入りし日常的に活動を行うことができ、また、可動式間仕切りや家具で場所も自在に作ることができます。あらゆる活動を可能とし、教える人と学ぶ人とが同じ場を共有することができるつくりとなっています。

さらに、展示や制作といった様々な機能に特化した「個室群」。専門的に深く学ぶことができるとともに、ジャイアントルームを各部屋を自由に組み合わせることで、違う専門性への出会いや新たな発見などの豊かな機会の創出が期待できる施設となっています。

展覧会とアートファーマープロジェクト

八戸市美術館では、施設の特徴を活かし、「展覧会」と「アートファーマープロジェクト」という2つの活動を行います。

「展覧会」は誰もが気軽にアートに触れられるよう、完成された展示を鑑賞することができる、多くの美術館で中心となる活動です。

美術館活動に主体的に関わる市民を、アートでコミュニティを耕して育む「アートファーマー」と呼び、さまざまな経験ができる環境をつくり出します。さまざまな属性の人々や地域資源が出会い、アートを通して地域社会のことを考えたり、アーティストとの創作活動に取り組んだりする「アートファーマープロジェクト」を継続的に実施します。

展覧会・アートファーマープロジェクト情報

展覧会

【2023年11月3日~12月25日】ロートレックとベル・エポックの巴里-1900年

19 世紀末から20世紀初頭にかけ、パリが世界有数の大都市として大きく発展した時代「ベル・エポック(美しき時代、良き時代)」。当時の享楽的な雰囲気を象徴する芸術家のひとりであるアンリ・ド・トゥールーズ = ロートレック (1864-1901) は、身体的なハンディがありながらも、鋭い観察眼や的確なデッサン力を持ち、他の作家は描こうとしない動きのあるものを正確に描くことができました。
本展では、36 歳の若さで人生の幕を閉じたロートレックをはじめ、ドガやミュシャ、デュフィらの作品およそ 320 点の展示とともに、劇場や盛り場、女性のファッション、 人々の生活など、華やかな時代の姿を映し出したパリの芸術を紹介します。また、八戸展の独自企画として、市民との「ジャポニズム~ベル・エポック共創企画」も実施します。

企画展詳細はこちら

八戸市美術館Web 企画展ページ

アートファーマープロジェクト

現在活動中のアートファーマープロジェクトはありません。

インフォメーション

所在地
青森県八戸市大字番町10-4
電話番号
0178-45-8338
アクセス
自動車:八戸自動車道八戸ICから約15分
鉄道:JR八戸線本八戸駅より徒歩約10分
ホームぺージ
https://hachinohe-art-museum.jp/