未だに解明されない謎、不思議な伝説や伝承。八戸を中心としたエリアにもミステリースポットが点在しています。ニューヨークのシンボル自由の女神が日本にも(?)特に集中している場所が新郷村。十和田湖外輪山の一つである戸来岳(へらいだけ)に抱かれた静かな山村は、かつて戸来村という名で、「戸来」が「ヘブライ」に通じるという噂も。そんな噂を示唆するように村内には「キリストの墓」、「大石神ピラミッド」、「上大石神ピラミッド」といったスポットが点在しているのです。
1935年(昭和10年)、「キリストが日本に逃れ、新郷村(旧名:戸来村)に渡来し106歳の生涯を閉じた」という湧説が、茨城県の竹内家に伝わる竹内古文書から出てきました。竹内巨麿氏は古代史研究家・鳥谷幡山氏他数名とともに村を訪ね、そのときにキリストの墓を発見したといわれています。
さらに「キリストの墓」から西に約6㎞離れた山中に、「下大石神ピラミッド」はあります。鳥居をくぐると太陽石、方位石、星座石、鏡石と呼ばれる巨石群が出現。方位石は正確に東西南北を示し、星座石には古代の星座が刻まれているなど、不思議な形跡が見て取れます。日本のピラミッドは自然の山の地形を利用したものが多いと言われており、この場所も徳島県の剣山、富山県の尖山などと肩を並べるミステリースポットです。
歩けば歩くほど新しい発見がある八戸エリア。ちょっぴり不思議なミステリースポット巡りへ出かけてみませんか?
キリストの墓
静けさが漂う緑の木々に囲まれた一角に二つの盛り土があり、そこに十字架が2本立っています。伝説なのか、真実なのか、1つはゴルゴダの丘で磔刑になったはずのイエス・キリスト、もう1つはキリストの弟イスキリの墓なのだそうです。
「キリストが日本に逃れ、新郷村(旧戸来村)に渡来し106歳の生涯を閉じた」という湧説が出てきたのが昭和10年、茨城県の竹内家に伝わる竹内古文書から出てきました。竹内巨麿氏は古代史研究家・鳥谷幡山氏他数名とともに村を訪ね、キリストの墓を発見しました。このほかにも新郷村の旧名「戸来」はヘブライからくるという説など、たくさんのミステリーが残っています。
- 所在地
- 青森県三戸郡新郷村大字戸来字野月33-1
- 電話番号
- 0178-78-3741(キリストの里伝承館)
- アクセス
- JR東北本線八戸駅より、南部バス五戸行き乗車、終点下車。五戸より南部バス羽井内行きに乗り換え、キリスト公園前下車。
- 駐車場
- 有
大石神ピラミッド
大石神ピラミッドは山という自然の地形を利用して、方位石、太陽石、星座石、鏡石などの巨石を配置されたピラミッドです。太陽礼拝所として古代から使われていたと考えられており、方位石は正確に東西南北を指し示し、星座石には古代の星座が刻まれ、鏡石には古代文字が刻まれています。
竹内巨麿がキリストの墓を発見した翌日、鳥谷幡山という人物がこのピラミッドを発見しました。「竹内古文書」では、世界各国のピラミッドの起源は日本にあったとされ、国内に存在する数万年前のピラミッド7基のうち、大石神ピラミッドはその1つだとされています。
- 所在地
- 青森県三戸郡新郷村戸来雨池11-41
- 電話番号
- 0178-78-2025(新郷村観光協会)
- アクセス
- JR八戸駅より南部バス五戸行きで40分、終点下車。羽井内行きに乗り換えて約30分、長漕下車、徒歩約30分。